アナログ画像とは、実際に描いた絵や、フィルム式カメラで撮った写真の様なものの事を言う。 これらの画像は、拡大しても線が滑らかに繋がっている。
デジタル画像は、パソコンや、デジタルカメラで写された画像の事を言う。 アナログ画像と一見同じように見えるが、拡大してみると色の付いた小さな点の集まりだ。
ここではデジタル画像の説明をする。
1.ドット・ピクセル・解像度ってなに?
(1)ドットとはデジタル画像は点の集まりで構成されている。
点は英語でドットです。
(2)ピクセルとは
この点の集まりを画素という。
画素は英語でピクセルです。
ー画素とか、ピクセルの例ー
・100万画素デジカメ:横1280dot×縦960dot=122万画素
・フルハイビジョン(1k)テレビ:横1920dot×縦1080dot=207万画素
・4Kテレビ:横3840dot×縦2160dot=829万画素(1kの4倍)
・パソコン:横1366dot×縦768dot=104万画素
(3)解像度とは
画素の密度が高い程、精細な画像になる。
これを解像度が高いという。
解像度の単位はdpi(ドット/インチ)です。
ー解像度(dpi)の例ー
・リーフレットなどの商業印刷 300~350dpi
・A1~A2サイズのポスター 150~250dpi
・Webなどのモニター画像 72dpi~96dpi
2.用紙サイズとピクセルの関係
・用紙(mm)=pixel/(dpi/25.4)・ピクセル数(pixel)=mm×(dpi/25.4)
例えは、
解像度200dpiでA4:210mm×297mmサイズにするには横1654pixel×縦2339pixel
3.デジカメ画像には個人情報が記録されている
デジカメ画像にはイメージ情報の他に撮影場所や日時などの個人情報が記録されている。これは撮影情報が判って便利な反面、公開する時には削除した方がようでしょう。
(1)撮影情報を確認する方法
・[画像ファイル]を右クリック→[プロパティ]→[詳細]タブで見ることができる
(2)撮影情報を削除する方法
・[画像ファイル]を右クリック→[プロパティ]→[詳細]タブの最下部にある[プロパテイや個人情報の削除]をクリック
4.jpg,png,gif,bmp の使い分け方
jpg,png,gif,bmpとは、それぞれ画像の形式です。画像ファイルを見るとファイル名の最後に拡張子として表示されている。
それぞれ画像を表現するための特徴があるので用途によって使い分けるとよいでしょう。
(1) jpg (jpeg) | ・人の目に見えない部分を省くので写真やグラデーションといった色数が多く、境がはっきりしていない画像に向いている ・JPEGは写真・グラデーションに対しては高画質だけれど、容量を軽くしてくれるというメリットがある ・ただ、画像を大きくしたり、保存し直す度に圧縮されてしまうので画質が劣化する |
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(2) png | ・JPEGとは反対に肉眼で見えないところも全て表示してくれる ・スクリーンショットやイラストなど、色数が少なく境界がはっきりしているものに向いている ・可逆圧縮方式のため何度保存し直しても画像の劣化はない ・また、透過・半透過処理が出来る ・ただ、それだけ優秀な分、容量も大きくなる。 |
(3) gif | ・色数は256色しかないので色数の多い画像では荒くなる ・必然的にアイコンなど小さくても認識出来るようなシンプルな画像やアニメーションに向いている ・現在はアニメーション以外ではほとんど出番がない |
(4) bmp | ・オールラウンダーなのが、この拡張子でWindowsでも画像の標準形式である ・圧縮をしないため、何度保存しても画質の劣化はありません ・ただ、その分データ容量はとても大きくなる ・画質はPNGと変わらないので画像編集ソフトPNGに対応してない時に出番となる ・BMPが使えない編集ソフトはほとんどないので画像を渡す相手がどんなソフトを持っているかわからない場合などは容量は大きくなってしまうがBMPファイルで保存しておくと無難です |
まとめると
・jpg:写真やグラデーションなど、色数が多く境界がはっきりしないもの
・png:テキストやイラストなど、色数が少なく境界がはっきりしているもの
・gif:簡単なアニメーションを作りたい時
・bmp:PNG非対応のソフトを持つ相手に画像を送りたい時
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